台所には必ず水栓があるというか、水道が引かれていると思います
ほぼ毎日のように使いますよね
そして水栓のバルブカートリッジの摩耗・劣化は気がつかないうちに進んでいることがあります

わが家の台所には混合水栓(シャワー切り替え付)があり、15年ほど使っています
ある日、水栓周囲にじわじわと水漏れしていることに気付いたので、カートリッジの交換を自分でやってみました(混合水栓:蛇口は1つ、だがお湯と水を混合して出すことのできる水栓金具)
この記事に向いている方
- 数年使用しているが、メンテナンスをしたことがない
- 自分の家の水道の水漏れ対策は自分でやりたい
- カートリッジの交換が必要だと思う
- 交換する作業ってどんな感じなの?
今回の台所水栓のカートリッジ交換の少し前に、洗面台の混合水栓のカートリッジ交換のDIYをしました
その時の記事はこちらになります
よかったらこちらも参考によんでみてください

カートリッジの交換作業は2回目なので簡単にできると思いましたが
いざやってみると思いもよらないところでつまづきました
これから水栓のDIYをやってみようと検討中の方、参考にしていただければと思ってます
ぜひ最後まで読んでくださいね
混合栓の品番を調べる
水栓のメーカーは国内メーカーだけでもとてもたくさんあります
有名どころでは
- TOTO
- LIXIL
- KVK
- カクダイ
- SANEI
といった感じでしょうか
台所についている我が家の水栓の形での型番をネットで検索してみましたところ
カートリッジ交換をする水栓はSANEI株式会社の混合栓のようです
ワンホールシングルレバー式 (品番:K8760V-13)という商品のようです
SANEIのホームページで取扱説明書をダウンロードできました
(品番の末尾が少し違うのですが、たぶんこれなのかなと、、)
読んでみると27ページにカートリッジの品名・品番が書いてました
この混合栓のカートリッジは『シングルレバー用カートリッジ 品番:PU-101-120X』となっています続いてインターネットで上のカートリッジの品番:「PU-101-120X」ネット検索してみると
こちらのページでカートリッジ(PU-101-120X)が検索にひっかりました
SANEI株式会社の商品案内のページです
カートリッジ(PU-101-120X)の説明分を読んでみると
「2009年以前のmodelloシリーズには適合しません」とあります
私が新品の状態でこの混合水栓を使用し始めたのは2009年以前なので
間違ったカートリッジを購入するところでした
危ないところでした
SANEI株式会社の商品案内の水栓部品~カートリッジ・切替部のページで一つずつ調べていくと
今回の交換に適合するカートリッジは
2009年以前の modelloシリーズのシングルレバー混合栓専用とあります
これで交換するカートリッジの品番が選定できましたのでさっそく購入しました
アマゾンで販売されていたのでそちら買いました

元栓・止水栓を止めます
水回りの作業をする時は必ず元栓を止めてください
忘れると水栓をばらした時に大変なことになってしまいます
通常台所のシンク下の物入れの奥に元栓・止水栓があります
下の画像のように手で簡単に回せるハンドルが付いている元栓もあれば
マイナスドライバーを使って止水栓を回し止水するタイプもあります
一度自宅の元栓がどこにあるのか、どのタイプなのか確認しておきましょう

シンク下に元栓がない場合は水道のメーターボックスがあるところに元栓が必ずあると思います
そこの元栓を締めて水を止める場合は部屋全体の水が止まることになりますので
作業中は水が止まってもいい状態であることを確認してから作業を開始しましょう
混合水栓の分解をします
カートリッジを交換するための混合水栓の分解を行います
まず『レバーの化粧カバー』を外します
マイナスドライバーを角穴に入れてこじるようにすると外れるような構造ですが、我が家の水栓は古いためなのか、元々寸法に余裕があるためなのか、手でスッと取れました
『レバーの化粧カバー』 を外したらプラスドライバーでなべビスを回して『レバー』を外します

『レバー』を外したら下の写真のような状態になります

次は円筒形でクロムメッキを施したようなプラスチック製の『カバー(水栓側の カートリッジ押さえ のカバー)』を回して緩め、外します
手で簡単に緩めることができました

次に上の写真の金属製の『カートリッジ押さえ』 を取り外す必要があるのですが
この取り外しは簡単にできませんでした
手で回そうとしてもビクともしません
『カートリッジ押さえ』 のネジ山とその下の台座のネジ山が完全に固着しているようです
カルキが固まってしまっているのでしょうか
傷が付かないように『カートリッジ押さえ』の周りにキッチンペーパーを巻き、ウォーターポンププライヤーでしっかり掴んで回してみましたが、びくともしません

これ以上力付くで回そうとすると、水栓の根本から回りそうなので、水回りなので少し迷いましたが、CRCスプレー『クレ556』を少し吹付けては『カートリッジ押さえ』と混合栓との間のか掴んだウォーターポンププライヤーの先をハンマーでコツコツ叩いて振動を与えてみます
水栓ごと回らないように蛇口の真ん中あたりとシンクの壁の間に木の棒をかませてみました
いわゆるつっかえ棒です
斜めなのでしっかり固定できませんが、家族に手伝ってもらい木の角棒を持ってもらいました
私の方はウォーターポンププライヤーで『カートリッジ押さえ』を掴みつつ、ハンマーで振動を与え続ける作業を続けます
ハンマーで叩く強さは振動を与える感じで、コンコンと軽~く行いました
水栓を壊してしまったら元も子もなありません
少しずつCRCがネジ山の間に少しずつ浸透していくのでは と期待しながらしばらくその作業を続けていくと少し『カートリッジ押さえ』が動いたような感じがしました
ここで思い切ってウォーターポンププライヤーで『カートリッジ押さえ』をグイっと回してみました
ゆるみました!
少し緩むと、あとは手でクルクル回すことができました
カートリッジとご対面

シングルカートリッジがこんにちは!と現れました
『カートリッジ押さえ』を取り外すことができると、『カートリッジ』がドーンとあぐらをかくように水栓根本に座ってました
水栓の根本に穴ボコがあり、カートリッジにはポッチリがついているので置き場所は間違うことがないようにできています

カートリッジを交換する前に台座部分が汚れていたので歯ブラシを使って軽く掃除しました
古いカートリッジを外して新しいカートリッジを乗せ換える

新しい『シングルカートリッジ』を台座の上にポンとのせます
その時にカートリッジ下の凸部分と台座の凹部分を合わせます
交換したら元に戻す
新しいカートリッジに交換すればあとは外した順序の逆の順で元に戻していきます

『カートリッジ押さえ』が固着してしまわないように今後はカートリッジの交換の必要はなくても
1~2年に1度は『カートリッジ押さえ』を緩めてみて軽く掃除をして点検するべきなのかなと感じました
『レバー』に 『 カバー』に ややこしいですね (_; )

プラスドライバーでなべネジを締めて『レバー』を固定します
そして『レバー』の上に『レバーの化粧カバー』をはめ込みます
最後に止めていた元栓を開いて作業終了です
水を出してみて問題がないか確かめてみましょう

終わりに
混合水栓のメーカー、品番などが変わればカートリッジの取り換え手順も変わりますので
この記事と同じようにいかないこともあると思いますが
消耗品の交換方法は覚えておきたいところです
一度皆さんの台所についてる水栓のメーカーや品番、交換用のカートリッジの品名などを
調べてみてはいかがでしょうか
難しそうなら水回り専門業者に依頼するべきですが、意外と簡単にDIYできたらぜひやってみてください
完了したらとてもうれしいですよ
以上になります!
最後までお読みいただきありがとうございました
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